「医療人」として地域社会に密着し、患者様一人ひとりに健康で安心できる暮らしを届けるふれあい薬局の先輩たちに、仕事内容とやりがいを聞いてみました。
「役職に関わらず、何でも話しやすい風通しのいい環境です。分からないことは気軽に聞けますし、新人の方でもすぐに溶け込めると思いますよ」
理系の仕事を志望しており、薬剤師の道を選びました。当薬局は個々のスキルアップを大切にしており、病院研修や在宅訪問を行っていることに魅力を感じて入社を決意。どの薬局も駅から近く、通勤に便利なことも決め手となりました。入社後は板宿店勤務、病院研修を経て長田店へ。現在は主任を任されています。調剤・鑑査・投薬・在庫管理といった調剤薬局に必要な業務だけでなく、主任としてスタッフが働きやすい環境をつくるのが私の仕事。いわばプレイングマネージャーですね。スタッフの無理のないシフト管理や、誰もがきちんと休憩をとれているかなどの確認には特に気を配っています。当薬局の特長は、訪問薬剤管理指導に力を入れている点です。長田地区は高齢者が多く、患者様のお宅に伺って服薬指導することも薬剤師の大切な仕事。訪問するだけでとても喜んでくださる患者様が多く、そうした方々からの感謝の言葉がなによりも励みになっています。
私の財産となっているのが、約半年間の院内薬局で勤務した病院研修です。医師や看護師と直に接することでその考え方を知ることができ、疾患に対する知識も深まりました。また実際にカルテを見たり、病棟を回って服薬指導をすることで、チーム医療としての薬剤師の役割を学ぶことができたと思っています。また私は、社会問題にもなった薬害C型肝炎訴訟の支援にも注力していました。裁判の傍聴を経て「肝炎対策基本法」が成立したときは、嬉しかったですね。当薬局では、ほとんどの診療科の処方箋を扱いますから、入社後しばらくは覚えることが多くて大変だと思います。でも薬剤師として大きく成長できる環境です。私は入社13年目ですが、これからも薬や疾患の知識を深め、より信頼される薬剤師になれるよう研鑽していきたいと思っています。
